久しぶりに私の中で純粋に印象に残っている選手を紹介したいと思います。
1990年代に一時的にフランスリーグを攻撃サッカーで席巻したF.C.ナントでステップアップを果たした選手です。
1994-1995シーズンのリーグアンはフランス最強の存在であったオリンピック・マルセイユが八百長事件の影響で凋落を向かえ、群雄割拠を迎えていたシーズンでした。
その様な環境でF.C.ナントはパトリス・ロコ、シルヴァン・ヴィルトールを中心にリーグ優勝を果たすのですが、栄光時代は直ぐに終わってしまいます^^
健闘するシーズンもあれば、2部落ちを争うようなシーズンもあり、なかなか安定した成果を上げることができないシーズンが続きます。
1996年にエリック・キャリエールがナントにてデビューを果たし、徐々に中心選手として存在感を発揮すると、2000-2001シーズンに再びリーグアン王者を名乗ることに成功しました。
そのシーズンのMVPを獲得すると共に、コンフェデレーションズ・カップ出場の代表メンバーに選出され、怪我で召集を見送られたジネディーヌ・ジダン選手の代わりに背番号10番を背負い、ゲームメイクを任される事になります。
グループリーグの韓国戦やメキシコ戦にてスタメン出場することになり、メキシコ戦では2得点を挙げておりますが、どちらかというと、「中盤にてボールを捏ね繰り回すのが好きそうな」オールドタイプに分類されるゲームメイカーだった印象を持っています・・・・。
その後も代表ではジネディーヌ・ジダン選手の影に隠れることが多く、少々気の毒な選手でした^^
足元のテクニックは確かで、パスの精度も抜群だったのですが、プレースピードが平均レベルでこれが致命傷でした!
ミッシェル・プラティニらの系譜を継ぐ選手でしたが、生まれた時代が少々遅かったと思ってしまった私の中では「残念」な存在の選手でした。
日本代表の松井選手が所属することになったディジョンの1部昇格に貢献し、先日現役を退いてしまったようですね・・・・。
ブロ友「ベルント・シュスター」さんのブログ
*本日の通勤車中のBGMは「Motley Clue」の「Girls girls girls」でした。ニッキー・シックスもカッコええと思っていた時代があったなぁ・・・・
恐竜的、化石的なプレイヤー・・・状況次第で充分戦うことは可能だが、現代のトレンドではない。
少々、フットボールのアスリート化の度が過ぎる感があるのは残念なことです。
このままではフットボールが、ゲームではなく体育になってしまうのではないか?
彼らのような選手を見ていると、そんな不安を漠然と抱えることがあります。。。